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評価:
吉田 秋生
小学館
(1996-12)
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<ストーリー>
謎の合成麻薬「バナナフィッシュ」。ストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクスは、偶然この麻薬のサンプルを手に入れることにより、ベトナムで何故兄であるグリフィンが発狂したかを知ることになる。
偶然、ストリートギャングを取材に来た日本人の英二と共に、「バナナフィッシュ」の謎を追ううちに、マフィア、国家をも動かす大きな野望の渦に巻き込まれてゆく。
アメリカのストリートチルドレン達を舞台としたハードロマン少女漫画。
「不朽の名作、日本の漫画史上に残る名作」として、以前からタイトルをよく目にしていたので、一度は読みたいと思っていました。そして、ついにここ数日で読了。実はさきほど読み終わったばかりでまだ放心状態です…。胸が締め付けられる思いです(涙)。
「別冊少女コミック」で1985年5月号〜1994年9月号にて連載された少女漫画です。文庫版で全11巻+番外編1冊。内容は少女漫画とは思えないハードボイルドな内容でした。
主人公アッシュは、ストリートギャングのボス。でもただそれだけじゃなくて、なんとIQ200を越える知能とアイドルやモデルのような容姿を持つ美少年。(このギャップは少女漫画です*)「バナナフィッシュ」の正体を突き止めながらどんどん戦いが繰り広げられるので、全編通してドキドキ。まるで長編映画を観ているようでした。
一巻あたりは少し抵抗があったけれど、どんどん引き込まれました。
ハードな内容とはいってもアクションだけではなくて、少女漫画ならではの乙女萌えが心理描写や場面に絶妙〜にあって、せつないやら微笑ましいやら嬉しいやら萌えるやら(!!)寂しいやら…(////)アッシュに守ってもらいたい、守りたいです。アッシュが遠まわしに言ったあとのセリフ
「"そばにいてくれ"ともう一度言わせたいのか?」…完全にノックアウトです!///喜んでそばにいさせて頂きますむしろ離れませんっ。
住む世界がちがうように思えるアッシュと英ちゃんが助け合い、信頼関係を築いていくところは胸を打たれます。心に傷を負って生きてきたアッシュが、無垢な英ちゃんに唯一心を許し必要とする…二人の友情に感動です。二人の楽しそうなやりとりには幸せな気持ちになります(*^^*)
敵にもそれぞれ想いや理由があるのですよね…。とくにユーシス、確かにちょっと捻くれてるかもしれないけれど、嫉妬に駆られる若君、憎めないというかけっこう好きかもです///
最終巻はハラハラドキドキ、盛り上がり最高潮でどうにかなってしまいそうでした。ラストには言葉を失いました。号泣→心臓の鼓動早くなりヒヤヒヤ→安堵する前に放心、でした…。あらすじなどの予備知識は何も頭に入れないで読んでいたので、頭が真っ白に…。この文を書いたあとに「当時世間を騒然とさせた衝撃のラスト」と言われているのを見て、納得しました。でも悲しいことに、言い方がおかしいけれどとても自然でこの長編にふさわしいラストだと思いました。このラストの光景がとにかく「すごい」としか言いようがないです。思うことはあるのですが、自分の中でまだ処理できないので後ほど書き加えられればなと思います。う〜やりきれない…(;_;)